大仙市にとって注目の竜王戦第4局が、明日11月10日と11日に北海道小樽市で行われます。
3連勝中の藤井聡太竜王が勝った場合、先に4勝で王座防衛が決定。12月6日、7日の大仙市第7局は消滅してしまいます。
もし、そうなった場合でも、藤井聡太竜王を迎えての祝賀会に企画変更となりますが、ここはどうしても秋田県初の竜王戦対局を大仙市で実現してほしいところ。
まさに命運を賭けた一戦が間も無く始まるわけですが、大仙市民と同じく勝負の行方に熱い視線を送る人物が、旧大曲市出身で挑戦者伊藤匠七段の師匠、宮田利男八段。
FMはなびではこの地元出身の名棋士、宮田利男さんへ独占インタビュー、本日の放送で愛弟子への激励コメントを放送します。
1952年旧大曲市に生まれた宮田氏はプロ棋士を目指し、中学3年の3学期に卒業式を待たず師匠の元へ上京。20歳でプロとなり2017年に引退した後は、後進の育成の為に東京世田谷区で将棋教室を開き指導者としてメディアなどでも活躍、その教え子の中に幼稚園時代の伊藤匠さんがいました。
宮田さんは運命の一戦を直前にして「(伊藤匠は)まだ行ける、このままで終わるようなことはない」と3連敗中の弟子に期待を寄せながら「特にアドバイスはしていない、自由に思いっきりやりなさい、でも第6局目までは行けよ」と、自身の故郷で竜王戦が実現を切望しました。
この第4局で挑戦者伊藤匠七段が勝っても、次の第5局(香川県琴平町)でも勝利しなくては第6局大仙対局に進めず、険しいハードルは変わらない大仙市竜王戦ロード。
果たして挑戦者伊藤匠七段は師匠の故郷に竜王戦を持ってこれるのでしょうか!?運命の対決に注目しましょう。
(放送スケジュールはこちら)
11月9日(木)「第4局直前号」7:53〜、12:13〜、17:50〜
11月13日(月)「第4局結果速報」7:15〜、12:13〜、17:50〜
FMはなび
住所/秋田県大仙市大曲通町1-14