メニューを表示する

花火シーズン到来!大曲の花火春の章実況生中継

【6.19大音郷2022】大仙は音楽の郷である

イベントの正式タイトルは「「Music Festival in DAISEN 大音郷2022」。
「大音郷」とは第2回目からつけたサブタイトルです。

「だいおんきょう」というタイトルなので、何やら爆音のロックイベントに聞こえなくもない。
そう思ったけど、このタイトルにしました。
「大仙市」は「音楽」の「郷(さと)」である、だから「大音郷」。
その気持ちをちょっと長文ですが説明させてください。

このイベントを発案されたのは大仙市老松市長でした。
こんな事があったそうです。
ある時、お世話になった方の息子さんがお亡くなりになったので御焼香に伺ったと。
ご本人ではなく息子さん、しかもお若いということでおいたましい話です。
そして、その遺影のお写真を見ると金髪だったので「息子さんは何をされていた方ですか?」と聞いたところ「東京でミュージシャンをやっていました」とのこと。
その時市長は思ったそうです「自分達が知らないところで大仙市から東京に出て行って、こうして活躍している若者がいるんだな」と。
もしかしたらまだいるかもしれない、故郷を離れて一人奮闘している大仙市出身の若いアーティスト達を、市として応援しバックアップできないだろうか。
そうお考えになったそうです。

実は僕も「〇〇ってバンドのメンバーは大曲出身」みたいな話を時々聞きます。
一人前になるまで帰ってこない!そんな決意で故郷を巣立った若者は、いまこの時も都会で一人で戦っているのでしょうか。
もし良ければ、音楽の郷になった大仙市に羽根を休めに、あるいは新たな音楽創りのきっかけを探しに立ち寄ってもらえないでしょうか?
本人でなくても、ご家族、お友達にそんな未来のスターを目指している歌手、アーティストがいたら名乗り出て欲しい。そんな気持ちで「大音郷」をやるのです。

もう一つの理由があります。

つい最近、大仙市出身の漫画家「紅一献」作者の桃缶(ももかん)さんと番組で話しました。
中学生の頃から漫画家を目指し投稿もしていたと。
でも学生時代は自分が漫画家を目指していることはあまり言わなかったと。
わかるな〜その気持ち、と思います。
僕も中学の頃ラジオDJになりたかったのですが、流石に将来の進路がそれだとは言いづらい。
「おめー本気で思ってるの?」と笑われたくないし、なれなかったら格好悪い。
あと、学校の放送部にも入らなかったんですよね、本音は憧れてたけど‥。
「自分は将来、日本のラジオ界を変えてやるんだ、学校の放送部なんかやってられっか」そんな考えでしたね。
この話をしたら「福原さん本当に可愛くない子供だったんですね」と言われ、まさしくその通りですみませんでしたという気持ちです、いまは。

取材などで学校によく行きます。
僕の頃と違って、本当に素直で良い子ばかりがいるように見えるのが現在の大仙市の学生達です。
将来ミュージシャンになりたい、そんな夢も昔に比べ割とカジュアルな気がします。
将来サッカー選手になりたい!という子のために親達がスポ少で応援するように、
ミュージシャンを目指すと公言する子供を、街の大人達が応援する時代だと思うのです。今更かもしれませんが。
どんな形でもいいし、どんな気持ちでも構いません、この街で夢を持っている若者の為のステージを大曲市民会館大ホールに作りたい、そう思って「大音郷」をやります、どうかお付き合いお願いできないでしょうか、会場でお待ちしております。

FMはなび 福原尚虎

FMはなび

電話番号/0187-88-8246
住所/秋田県大仙市大曲通町1-14