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FMはなび開局5周年を迎えて③ 根田朋子

FMはなび 根田朋子

『JOZZ2BMFM こちらは大仙市のラジオ局FMはなびです』
この一言を発声することがこんなに緊張するなんて思いもよらなかった私。
これまで、人の前で表現することが好きで緊張は心地良い心の張りなんて思っていたはずなのに。

2015年8月8日(土)大安吉日。FMはなびの開局当日。
前年の花火ウィークをはじめ、開局準備事務局であり現在のヒカリオのスタジオに引っ越しをするまでの日々を過ごしたグランマート中通店向かいの仮事務所2階の通称「FMはなび中通りスタジオ」のマイクの前に座りそんなことを思っていました。

その緊張が少しほどけてきたのは、開局のその時を迎えるまでの日々を思い出したからかもしれません。

遡ること開局から13か月前。2014年の2月。
まだ『FMはなび』という愛称もなく、大仙市コミュニティFM開局準備事務所を開所するための準備が最初の仕事でした。
今では笑い話ですが、放送機材はおろか、デスクもないところから藤沢前局長と掃除道具やトイレットペーパーを買いに行ったこと。

2014年8月17日~24日。
花火ウィークにあわせ開局前の試験放送を兼ねて行われた「だいせんイベントFM放送」。
降り続いた雨の影響で予定していたイベントが中止になり、イベント会場に移設した湿度80%オーバーのコンテナハウスから大雨情報を伝え続けたこと。
その大雨に振り回され開催が心配だった「第88回全国花火競技大会」での初の花火実況を小西 亨一郎さんとともにお届けしたこと。
最後までイベント放送を聞き続けて下さった方々からのメッセージに励まされたこと。

その後、FMはなびの現在の仲間も増え、花咲レディースをはじめたくさんの同志たちと準備を重ねてきたこと。笑ったり、泣いたり、焦ったり、突っ走ったり。
思い出を反芻しているうちに、開局初日にして怒涛の8時間の開局特番がスタート!

あれからあっという間の5年。
放送だけではなく、いろんなイベントやお祭りの司会にお声がけ頂いたり、取材やレポートでお邪魔させていただいたり、大仙市内の沢山の笑顔のパワーを糧に日々マイクに向かっています。

平日夕方の5時、中通りスタジオのたった一つの窓から見えていた夕焼けの空は、ヒカリオスタジオの3面ガラスから見えるヒカリオイベント広場を行き交う学生。お迎えのお母さんに笑いかけながら走り回っている園児。お仕事帰りの方。
そんな夕方の街の風景に変わりました。

季節の移り変わりをほぼ毎日同じ場所にいて、話をする。情報を伝える。
“心地良い心の張り”を忘れずに。

FMはなびが大仙市の当たり前の風景になれる日を目標に、これからも87.3MHz大仙市のコミュニティFM局 FMはなびを何卒よろしくお願いします!

FMはなび 根田 朋子

FMはなび

電話番号/0187-88-8246
住所/秋田県大仙市大曲通町1-14